
これまでに伝えられた情報によれば、生物の死骸は体長凡そ12m、重さ2トンに及ぶ巨大なもので、身体は黒く、胴から首にかけて細まるような三角型の姿をしているという。また胴の幅は凡そ3、4m、口の長さは1m程で、尾部は酷く損傷しており、運ばれてくる過程でおそらくほとんど欠損したものと見られる。また胴の肉は黄色く、全身を細い毛のようなものが覆っており、全体的に腐敗が激しく、一部では骨が露見している。
見物に集まった漁師達からは、セイウチに似ているといった意見や、「海底に住む恐竜である」といった意見も飛び出し、漁民の李氏は生物の身体は多くの海洋生物と良く似ているが、表皮は厚く、ゴムのような手触りであると話している。またこれまで4人の若者が生物の噂を聞きつけて駆けつけ、調査目的で肉片を切り取って持ち帰ったという。
北侖区海洋漁業局の調査員、胡氏の報告によれば、腐敗の進行具合から判断して生物は死後一週間が経過しており、台風“海棠”によって海岸まで運ばれたものだと推測されるという。「全体的に見て、魚類である可能性は低いと思います。頭部の形から判断するならば、ワニに似ているようにも思えました。」
また事件を受けた寧波大学海洋生物研究センターの研究者は、まだ現地を訪れていない為判断しかねるとしながらも、報道で見た限りでは、熱帯の淡水に暮らすワニが同地域まで来るはずもないとその可能性を除外し、また顔などはセイウチによく似ていることは確かながら、北方で暮らす彼らが同地まで漂流してくる可能性は極めて低く、正体は不明である、と話している。
【参考】1977年、ニューネッシー事件

写真は1977年4月25日午前10時半頃、ニュージーランド・クライストチャーチ沖500kmの地点にて、日本の漁船「瑞洋丸」が偶然引き上げた謎の巨大生物の腐乱死体である。船員らは当初、網に引っかかった巨大な生物はクジラか大きな亀かと考えたという。しかし生物が海中から完全に姿を現したとき、甲板の全員が思わず息を飲んだ。生物はそれまでに見たことのない、まさに恐竜のような姿をしていたからである。その後、当時の瑞洋丸船長、田中昭氏はただちに船のエンジンを停止させ、網の引き上げを命じた。そして引き上げられた生物の死骸は全長10m、頭部1.5mに尾部は2m、重さ約1.8トンという巨大なものだったのである。写真からも明らかな通り、生物の姿は確かにそれまでに伝えられていた「ネッシー」の姿や、かつて存在した「プレシオサウルス」の姿に酷似しており、身体は腐敗が激しく、骨格が露わになっていた。

しかしその後、船長の田中氏と衛生管理士の矢野道彦氏が生物の処理を巡って討議した結果、当時瑞洋丸が航行していた地点は日本からまだ遠く、それまでに水揚げした魚に生物の腐乱臭がつくことや、未知のバクテリアなど衛生上の不安、船に対する加重などを恐れた彼らは生物の遺骸を再び投棄処理することを決定。彼らは生物の姿や特徴を写真やスケッチで記録し、身体の一部分をサンプルとして回収したのち、生物を再び海へと還したのである。
それから凡そ二ヶ月後、無事日本に帰港した田中氏らが生物の写真を公表すると、ニュースは世界へと広まり、大騒動に発展した。各国のメディアが「ネッシー捕獲」や「プレシオサウルスは今なお生存」といった見出しで大々的に彼らの発見を報じる中、日本では「日仏海洋学会」が中心となって、諸分野の専門家を集めて調査チームを組織し、回収されたサンプルの分析に当たった。

1.後ろ側に一対のヒレがあった点でサメと異なっていた
2.首や尾骨の形が四角いブロック状の骨格で、サメとは異なっていた
3.サメにはない分厚い皮下脂肪が見られた
4.腐敗臭が魚類のそれとは明らかに異なっていた
またウバザメは北半球にのみ生息するという点においても、博士らの結論が矛盾していたことが度々指摘されており、結局、その正体が一体何だったのか真相は今なお明らかではない。