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雑記
「ゾンビ犬 - 死亡後数時間が経過した犬の蘇生に成功 米」

【News.com.au】米国はピッツバーグのサファール蘇生研究所にて、死亡後数時間が経過した犬の血液を入れ替え、蘇生させる実験に成功したとのこと。実験を行った科学者らによれば、犬の心臓、脳、呼吸全てが停止した後、静脈から一端血液を全て抜き取り、代わりに極低温の食塩水を注入。そして死後三時間を経た後、新しい血液と濃度100%の酸素、電気ショックを与えたところ、犬をあたかもゾンビのように復活させることに成功したという。
科学者らは可能であれば今後1年以内にこの技術を人間に応用し、特に戦場において兵士が被弾した場合や多量出血した場合に利用されることが期待出来ると話している。
また今回の実験で利用された食塩水はほぼ0度に近い温度で、血液の代わりに注入した際に犬の体温は7度まで低下した(通常は37度程度)。その為、犬は死亡状態に至ったものの、筋肉や臓器は完全なまま維持され、酸素と電気ショックによって復活したのである(またもし血管や筋肉に傷がついていた場合は、"死亡中に"手術して処置を行うことが可能であるという)。また復活した犬は完全に正常であり、脳にも何らダメージは無かったことが確認されている。
「驚くべき結果です。今後10年で、この技術によってある程度の割合で死亡を防ぐことが出来るようになるでしょう。」ある米軍医はそう語っている。
【参考1】生首犬実験
上の写真は1940年にソビエト連邦の科学者が行った「生首犬」実験を撮影したというもの。ビデオには犬の身体から取り出した肺(写真下)と心臓を人工装置を経由させて"バイパス"し、犬を首だけで"生存"させるという実験の様子が納められている。また犬の首が臭いや音に反応する姿が映し出され、脳が生きていることなどが解説されている。

このビデオはその真贋を巡り、後に大きな反響を呼んだ。現在使われる人工心肺のプロトタイプが発明されたのは1935年のことであり(※)、時期的に不可能ではなかったとする見解もある一方で、当時の技術では不可能だったとする見方もある。いずれにせよ、ソ連が米国に技術力を誇示するために作ったプロパガンダビデオであることは間違いがないとされているが、その真相は未だ定かではない。
※人工心肺第一人者、米国のジョン・ヘイシャム・ギボンによる。実験では心肺を取り去った猫を26分間生存させることに成功したという。