NullPointerException

雑記
「 あくびとオルガスムに関連性 科学者が発表」


【Guardian】この度、オランダの科学者ウォルター・セウンジェン博士が発表したところによると、人間が欠伸(あくび)を行うのは性的理由によるものであるとして物議を醸しているという。今回博士が発表した論文は、人間の欠伸が性的興奮と密接に関係しているというものである。博士は今回の研究に当たり、欠伸を言語学(意味論、語源学)、社会学、心理学、医学、そして芸術など様々な側面から研究し、結果、"欠伸には隠されたエロティックな側面がある"と結論したという。「欠伸はこれまで十分な研究がなされていないんです。」

そう語るセウンジェン博士は、これまで欠伸には十分な研究がなされておらず、例えばこれまで一番最もらしい理由として知られる、低酸素症状説 - 体がよりたくさん酸素を必要としているときに欠伸が発生する - でさえ実際には検証がなされていないと話している。

また博士によれば、様々な文学作品において用いられる欠伸を研究した結果、心理学的側面から見ても、欠伸にはまだまだ謎が多いことが証明されたとし、論文には次のように記している。

「人類の遺伝子が次々と解析され、宇宙旅行が可能になった現在でさえ、欠伸の謎はこの古びた説にすがったまま、置き去りにされたままなのだ。実際のところ、我々がなぜ欠伸をかくのか、そしてその意義とメカニズムはどうなっているのか、またその時どのような体内の反応が起こっているのか、我々は欠伸について、まだほんのわずかな知識しか持ちあわせていないのである。」

そして博士は、人間が求愛時においてこうした欠伸と同時にストレッチを行うこと- "ストレッチ-欠伸症候群"は西洋文学、そして古代インドの文献にも見られ、それは即ち欠伸が人間の性的欲動の何らかの表象として機能していることを指摘している。また博士は調査したうちの何人かの作家が、欠伸の絶頂状態をあたかも「ミニ・オルガスム」として記述していることを発見したという。そして博士は次のように続けている。

「また病理学的側面からの発見として、狂犬病の末期においては、欠伸と突発的射精が併発することが確認されている。更に薬理学においては、ヘロイン中毒者に欠伸と持続的オルガスムが関係して起こること、また抗欝剤の副作用として、欠伸と性的反応が見られることも確認されている。またある医学論文においては、欠伸と射精の否定しがたい因果関係が次のように指摘されている。"無意識的及び意識的な欠伸が、突発的射精を引き起こすことがある"」

そして博士は最後をこう締めくくっている。「一見して"シンプルな"欠伸でさえ、実は全く"シンプル"なものではない。ある人物が欠伸をするとき、そこには必ず何らかの意味が隠されているのである。」