NullPointerException

雑記
「便器の中に消えた指輪、27年振りに持ち主の元へ 」


指輪はウンコと共に渦の中へと消えていった

指輪
1978年、ポモナ高校に通っていたジェリー・デュランは大切にしていたスクール・リング(学校のクラスで記念に作る指輪)をうっかり便器の中に落としてしまった。そして指輪はウンコと共に渦の中へと消えていった。しかし先週火曜、下水道をさまよい続けた指輪が実に27年の時を経て、デュランの指に舞い戻ってきたのである。事の発端は昨年末、デュラン宅周辺の下水道を掃除していた汚水処理作業員ジョン・カールソンが下水の中から鈍色に輝く指輪を発見、彼はそれを拾い上げて家に持ち帰った(写真は発見された指輪)。

カールソンは日頃ジュエリーを作ることを趣味としており、早速家で指輪の掃除をはじめた。そして間もなく、指輪の内側に刻まれた持ち主の名を発見、インターネットでその名前を検索し、デュランを探し出すことに成功したのである。

そして先週火曜、下水から拾い上げられた指輪は27年の時を経てデュラン氏の指に戻ってきた。「本当に驚いたわ。ある晩、息子が突然電話をかけてきて言ったのよ。"多分信じないと思うけど、今日、高校の側の下水処理作業員から電話が来たんだ。僕が20年以上前に便器に落とした指輪を見つけたんだって!本当に信じられないよ"ってね。」デュラン氏の母親、ジョンソンさんは語った。

「指輪は、きっと上手い具合にどこかに引っかかっていたんでしょう。下水から発見される鍵やコインは大抵の場合ひどく腐食していますが、この指輪は全く綺麗なままでした。」同地域の汚水処理作業監督を務めるピーター・アドラー氏は語った。

アドラー氏によれば、こうした貴金属の発見は決して珍しい事ではなく、年に数回は慌てふためいた夫婦が下水処理局に押しかけ、便器に落とした指輪を探すよう懇願しに来ることがあるという。「しかしこんなにいい状態で見つかったことは本当に初めてです。そうした結婚指輪などはたとえ一日、二日後に見つかったとしても、今回の指輪よりも随分ひどく腐食していますからね。」

そしてまた奇妙なことに、指輪を発見したカールソン氏はデュラン氏とは一学年違いで同高校に在籍していたことが明らかになったという。二人は面識こそなかったものの、同じジュエリー・メイキングのクラスを取っていたのである。