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雑記
「道路で轢かれたカバに住民が殺到、死体を巡って大乱闘に ケニア 」


【allafrica】ケニアは首都ナイロビにて、道路で轢き殺されたカバの死体をめがけて、近所の住民らが大挙して殺到、大乱闘が発生したとのこと。警察の発表によると、昨日午前6時頃、カバはケニャッタ大学付近の高速道路で轢かれ、そのまま死亡。その後「カバ死亡」の第一報が伝えられるや否や、近隣の住民らが様々な道具を手にカバのもとに殺到、現地で非常に貴重とされるカバ肉を巡って、大乱闘が発生したのである。「遠い昔にカバの肉を食べたことがあったんですが、本当に上手かったんです。(カバ死亡の報を聞いたときは)さあ、俺に食わせろ、という感じでしたね。」カバのもとに駆けつけたある男性はそう語っている。


またその後、カバの死体周辺では肉を巡って住民らによる大乱闘が発生、殴る蹴るの暴行のほか、数人が手や足などを刺されたという。またそうした乱闘のさなか、スキニング(皮をはぐこと)が始まると今度は誰がどの部位の肉を取るかを巡って、現場は更に混乱。警察がカバの元に駆けつけ、ようやく事態を収拾し、同僚を刺した男性一人を逮捕したと伝えている。


その後ケニヤ野生動物保護局ではカバの死体を車で引いて運ぼうとしたものの、カバは重さ800kg程もあったため、輸送に失敗。結果、10人がかりでカバをスキニングし、興奮冷めやらぬ住民らを何とか警察が抑制しながら、順番に肉を配給したとしている。しかし住民の列が半ばほどを過ぎたあたりでカバの肉はなくなったという。



警察では現在、一体何処からカバが現れたのか、詳しい状況はつかめないと話している。しかし住民らの話ではカバは近くに暮らす群れからはぐれたものではないかと推測しているという。またカバを轢いた車は回転して道路脇に乗り上げたものの、事故による怪我人はなかったとのこと。