NullPointerException
雑記
「大麻より危険!? テキスト・メッセージや電子メール、過度の使用は知能指数の低下に! 」
携帯電話のテキスト・メッセージや、電子メールの過度の使用は知能指数(IQ)の低下を招き、その影響は大麻を乱用した場合の2倍以上にもなる可能性があるとの調査結果が発表された。
テクノロジー製品を生産する「Hewlett Packard」社の依頼で、ロンドン大学のグレン・ウィルソン心理学博士が会社員1,100人を対象に行った調査によると、大麻を吸っている時のIQは通常よりも4点低くなるのに比べ、テキスト・メッセージや電子メールの送受信する際のIQは10点も低くなっていることが判明。その理由としては、現在集中しなければならないことがあるにもかかわらず、常に「スタンバイ状態」となっているコミュニケーション機器に集中力が妨害されてしまうためとされ、脳が一度に多くのことを処理しきれず、その結果すべての行動の生産性が下がってしまうと分析されている。
調査ではまた、自分に送信されるテキスト・メッセージや電子メールが気になり、自宅でも仕事関連のメッセージをチェックしなければ気がすまないという人は全体の62%。電子メールの返信は「すぐ」、またはできるだけ早く行うという人は50%で、そのためなら会議の中断もいとわないという人は21%となり、こういう通信機器中毒の人々を研究者らは「インフォマニア(infomania)」と命名。このような人は若者よりも年配者に多く、人との会話などを中断してまで携帯のメッセージをチェックするのを「失礼な態度」とみなす人は89%にものぼっていることから、「インフォマニア」は自分の知能だけでなく、周囲の人間関係における自分のイメージまでをも犠牲にしているばかりか、ひいてはビジネス面にも深刻な悪影響を及ぼすことになると指摘された。
ウィルソン博士は調査報告の中で、「もし企業が社員に通信機器の使用を促しているなら、例えばメッセージは移動中に確認する、会議中は機器の電源を切るなどといった、使用に関する一定のガイドラインを明示することが必要」と示唆している。
ちなみに世界中で1日あたりに送信される電子メールの件数は、2001年には120億件以下だったが、現在では500億件に増加。このうち88%は迷惑メールで、ウイルスを含むものも1%あるという。また、英国における携帯電話からのテキスト・メッセージ送信件数は、ひと月あたり合計10億3,500万件にも及ぶと報告されている。