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雑記
「北京の日本大使館に投石、一部は暴徒化
」
【北京・大谷麻由美】
北京市北西部の海淀区で9日午前に始まり1万人規模に拡大した反日抗議デモは、このうち数千人が日本大使館や日本大使公邸に向かい、一部が投石して大使館の窓ガラスを多数割るなど暴徒化した。けが人はいないという。
北京でこれほどの反日デモが起きたのは、1972年の日中国交正常化以来初めてとみられる。
参加者は、日本の教科書問題や国連安保理常任理事国入りへの不満を訴えてデモ行進した後、午後2時(日本時間午後3時)ごろ、いったん終了した。
しかし、再結集して「打倒日本」などと気勢を上げ、一部が日本大使館に向かい、武装警官隊の阻止線を越えた。警官隊は事実上、通過を容認した。
途中、日本の銀行支店や日本料理店を襲い、窓ガラスを割った。
午後8時、大使館前のデモ隊は排除されたが、公邸前ではデモ隊と警官隊のにらみ合いが続き、近くで日本車とみられる車がひっくり返された。
また、市中心部を東西に横切る大通りでもデモがあり、市内は一時騒然とした。
大使館側は邦人にデモに近付かないよう呼び掛けた。
毎日新聞 2005年4月9日 21時32分